便利なリボ払いにも落とし穴がある！賢いリボ払いの利用方法

多くのカードローンの返済はいまやリボルビング払い通称リボ払いで行われます。リボ払いと言うのは多くの方式があるのですが一般的な理解としては月々一定額を返済するというものです。この額の中には元金とともに利息が含まれています。したがって沢山借りると元金はなかなか減りませんので延々の返済が続いていくことになります。それでも毎月一定額ですから、十分な収入さえあれば大きな負担にはなりません。しかし計算してみるとリボ払いの落とし穴が見えてきます。

利息は残りの元金にかかる

ここで利息と言うものを簡単に理解しておきましょう。利息は金利と借入期間で計算されますので、今月１００万円借りたとし、金利を分かりやすく１０％、毎月の返済を１万円とすると３０日後の利息は８２１９円となり元金は１７８１円減ります。したがって次の３０日目の利息は元金が９９万８２１９円となるので８２０４円になります。つまり最初のころは大部分利息分を払っているのと同じで、元本は殆ど減りません。このようにリボ払いは大きな金額になると返済期間が長期化してしまう傾向があります。

返済途中で再度借り入れをすると

前回借入したものに加えて再度借入を繰り返したとすると。元本が増えることになりますが、２回目の元本分が減っていくためには当然一回目の元本分を払い終える必要があります。このため２回目の借り入れ分の元本はしばらく減ることは無くずっと高い利息が付くわけですし、その利息分が返済に入りますから、１回目の返済のスピードも遅くなることになります。したがって借りれば借りすほど返済期間が延々と伸びることになって、いつまでたっても完済出来なくなってしまいます。

借入は小額にしておく

借入が小額になれば利息が小さくなる分、毎月の元本の返済の効率が良くなります。したがって借入するにしても、できるだけ小額にしておくことが利息を少なくしてリボ払いを有効に使う方法なのです。生活が苦しくないからと言って、大きな借入を何度も何度も繰り返していては、後になって資産形成にも影響するほど利息分ばかりを支払っていることになってしまいます。借りる前には十分計算して効率の良い返済を心掛けるようにしてください。

一括返済を利用しよう

余裕が無ければだめですが、一気に利息を減らすことが出来る方法があります。それは途中で一括返済をするか、すべて返済できなくても大きく返済してしまえば、元本を小さくすることが出来ますから、以後効率よく元本を減らすことが出来ます。そこで賞与などが出た月には思い切って大きく返済することを考えてみましょう。後々のことを考えれば絶対にお得です。何か買おうと考えていたり旅行に行ったりと計画しているかもしれませんが、まずは返済を考えましょう。

借りないのが一番

金融機関は怒るかもしれませんが、最もお得なのは借りないことです。万一の時に備えてカードを作っておくのは良いのですが、なるべく利用しないように心がけることが重要です。世の中にはカードローンに縁のない家庭のほうが多いのです。つまり借りなくてもやっていけている家庭がいっぱいあります。借入が必要だと考えたとき、まずは借りることを考えるのではなくて、どうしたら借りなくて済むかと言うことを考えることから始めましょう。